ドイツ国際平和村(FRIENSDORF INTERNATIONAL)に行ってきました!in オーバーハウゼン市

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デュッセルドルフマラソンの翌々日、デュッセルドルフから電車とバスで1時間半程の場所にある『ドイツ国際平和村』を
訪問することができました。

『ドイツ国際平和村』とは1967年に完成した施設で、紛争や病気などで苦しむ子どもたちの医療支援を行っており
ドイツ・オーバーハウゼン市にあります。
ドイツ国際平和村

画像※ドイツ国際平和村HPより

 

『ドイツ国際平和村』のことは、日本でその存在を知りました。

ランナーとして、また事務局メンバーとして『PARACUP~世界の子どもたちに贈るRUN~』という
チャリティーランニング大会に関わっていました。

そのPARACUPの仲間の浦野君が2010年から現地ドイツで1年間研修生(インターン)として住み込みでボランティア活動をしていた場所です。
浦野さん

※浦野君はドイツと国際協力に興味があり、渡独されました。→詳しくはこちらに掲載されています。

 

今回、私達がデュッセルドルフマラソンに参加することを伝えると、
早速訪問できるように現地スタッフの方と繋いでいただきました。

平和村のある場所は、周りに畑があるのどかなところです。
RuaHiroshima

Rua Hiroshima、この通りから平和村です。
(‟Rua”はポルトガル語で通りという意味、アンゴラからきていた子どもたちが話していた言葉で、
Hiroshimaは日本からの支援と原爆の悲惨さを忘れないという意味が込められてRua Hiroshimaとつけられているそうです)

世界には様々な被害を受けている子どもたちがいますが
ここドイツ国際平和村で受け入れるに際して
母国で治療が難しい
ドイツで治療が可能である
母国や家族が平和村から帰ってきたときに受け入れてくれる
家庭が困窮していること

これらを条件にし、子どもを受け入れているそうです。
棟

子どもたちは、この施設で、
母国からドイツに来て、治療を受けた後の母国に帰るまでの間、
リハビリを受けたり、母国に帰るまでの間生活をしています。
平和村

私達が訪問した時、
体育館から出てきた子どもたちが笑顔で近づいてきてくれました。

友達になった周りの子どもの名前を教えてくれたり、
「この子はアフガニスタンからきた子だよ、この子はウズベキスタンから、、、」と紹介してくれ、
周りの友達のことをよく知って、覚えているな と感心しました。
施設内は宿泊施設だけでなく、教室や木工室やリハビリ室などいろいろな部屋がありました。

ミシンのある裁縫室では
母国に帰った際に自分で小物、服やカバンなどがつくれるようにと地元ボランティアの方に
教わる時間もあるようです。
裁縫室
こちらは主にに女の子用に、母国に帰った際に職に就けるチャンスも広がります。

そして男の子は
木工作業場で木工作業を教えていただき、
実際に木工作業職人になった元子どももいるそうです。

木工室
実は想像していたよりも、
義足をつけたり、松葉杖をついて歩いたり、車椅子で移動している子が多くいました。

ですが
周りの子どもたちが自然と車椅子を押してあげていたり、
世界地図を見て「ここが私の出身地だよ、この子はグルジアからだよ。JAPANはどこ?」
など話してくれ、

大人の事情とは全く違って、
この子たちは、それぞれいろんな国からここにきているけど、
子どもたちには国境はないのだなあと感じました。
子どもたちの目は積極的で、興味深々だったり、笑顔が自然で、
本当に「みんな友達」と言っているように思います。
壁の絵

ドイツ国際平和村についての映像があります。
こちらを観ていただくと、

子どもたちを飛行機でドイツまで連れてくる様子
ドイツでの治療(治療は病院の協力により無償)
一人ひとり違う症状を持っていること
をはじめドイツ国際平和村の様子がよくわかります。
動画→https://vimeo.com/139849875
教室
※算数や母国語を学ぶ教室。他にも調理室や平和教育のための教室があります。

この施設はオーバーハウゼン市民によってつくられた村でリーダーも現地人の方ですが、
日本からのボランティアスタッフが毎年圧倒的に多いみたいです。
しかし、今、職員以外の日本人ボランティアスタッフはいないそうです。

日本で名前だけ知っていた平和村。
実際に施設を訪れることができ、様々な国からきた子どもたちにも会い、
元子どもとして滞在していて大きくなってからボランティア活動をしに戻ってきている子にも会い、

また二次被害で火傷を負ったり障害を持って生まれてくる子どもが世界にはたくさんいることを目の前にして現実として知りました。
いってきました

ドイツ国際平和村は
紛争にまきこまれて怪我した子がつれてこられて
面倒をみている というイメージがありましたが、

 

ただ病気や怪我を治して終わりだけではなくて

学校としての役割があり

教育、また将来の生きる力につながっていると感じました。

一人でも多くの人が、平和村で学んだことを母国に帰ったときに
還元してほしいという願いと同時に

日本でいると感じなかった、
夢を見ることができる、不自由なく生きていることが当たり前ではなく、

とても恵まれた環境であることに感謝しなければと、
私達もここで感じたことを平和な未来に繋いでいきたいと思います。

 

ドイツ国際平和村(日本語ホームページ)→https://www.friedensdorf.de/Welcome-102.html

ドイツ国際平和村 Facebookページ →https://www.facebook.com/friedensdorf.jp/

—————————————

4月30日まで!JAPAN GIVING挑戦中。
ご寄付いただいた金額は、全額NPO団体(今回はPARACUP)にご寄付されます。

 

世界中を走るハネムーンマラソンを夫婦で走ることが、日本で開催されるチャリティーマラソン大会を通じて、世界の子どもたちを支援する活動を応援したいです。
走ることができるということに感謝し、私達の趣味そしてハネムーンが誰かの役に立つことができたら嬉しいです。
詳細・寄付先は下記をご覧下さい。
どうぞ宜しくお願い致します。
↓↓↓
http://honeymoonmarathon.com/japan-giving2/

↓↓↓
JAGANGIVINGページ
http://japangiving.jp/c/13505

 

 

Author Profile

Risa
Risa
フリーランスライター、留学Personディレクター、マラソン大会オーガナイザー。学生時代、カナダ留学中にチャリティースポーツに目覚め活動を始める。2016年1月より夫の千葉慎也と世界一周ハネムーンマラソン中。
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