【巡礼完結】最果ての地・フィニステラにて(ちばっち編)

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フィニステラにある岬、ここに聖ヤコブの遺骨が流れ着き、

 

 

 

サンティアゴ巡礼の最終地点とされています。

 

 
フィニステラのアルベルゲに荷物を置き、足早に最後の3kmを歩きます。

 

 
23日間、歩き続けたけれど、これが終われば巡礼が終わる。

 

 
普通、旅行とかって、

 

 
帰国日が迫ると、「まだ帰りたくない!」「終わってほしくない!」って思うけど、

 

 
巡礼は、「早く荷物を下したい!」「目的地に着きたい!」

 

 
だけど、「まだ歩きたい!」

 

 
ととっても変な気持ちになります。

 

 

 

サンティアゴまでの距離、フィニステラまでの距離が短くなっていくことに、

 

 

 
嬉しさ4割、ちょっぴり寂しさが勝って6割、そんな気持ち

 

 

 

 
23日間って、めっちゃ短いじゃないのですか。

 

 
だけど、本当にいろいろあったんです。

 

 

 

 

迷子になりながらスタートして、荷物が重すぎて道端に倒れこみ、アルベルゲが全然開いていなくて不安になりました。

 

 
嵐もくるし、吹雪になるし、と思いきや気持ちい晴天になるし。

 

 

 

 

アルベルゲに着くと、いつも鼻歌を歌いながらシャワーを浴びるスペインGUYは元気かな。

 

「うさぎの肉がおいしいよ!」と教えてくれたおじさん二人は、どこに行ったのかな。

 

なにがあっても明るく陽気なベルギーのフローは今日も笑っているのかな。

 

やさぐれているけど、内心はすごい良い人、イタリアのピーターはなにか変わったのかな。

 

とても仲良くなったミンさんは、無事サンティアゴでエリックと再会できたのかな。

 

神様のように人を想い、常に前向きトーマスは今日も人を幸せにしているのかな。

 

 

 
「うわー!!雨がーーー!!!」」

 

「アルベルゲめっちゃきれー!!!」

 

「キッチン!シャワー!!最高ーー!!」

 

「あと5km・・・、足が・・・。」

 

 

 

なんて、時には喜び叫び、時には絶望に叫び(笑)、

 

 

 

出会い、別れ、再会、出会い、別れ。

 

 

 

 

 
早く目標は達成したいけど、終わると寂しい。

 

 
この感情ってなんだかとっても大事なような気がしました。

 

 

 

 

 

巡礼中はなにを考えるかが重要と聞いたけれど、

 

 

生憎、そんな考え込めるほどの余裕は自分になく、

 

 

毎日歩きぬくこと、泊まる街のことで頭でいっぱいでした

 

 

 

 

 
だけど、

 

 

歩く!食べる!寝る!

 

 

の超シンプルライフは、「楽しい」と言う言葉とはまた違ったなにかがあり、

 

 

自分を丸裸にされたような気分でした。

 

 

 

 

 

 

「大きな地球の大地を歩き、自分の小ささを感じた。」

 

 
なんてそんな当たり前なことではなく、

 

 
歩くことしかしない日々と、共同生活と助け合う日々は、

 

 
とてもとても自分の皮を剥がしてくれます。

 

 

 

 

 

 

カミーノにはまたいつか来るかもしれないし、もう二度と来ないかもしれないけれど、

 

 

今回りさと二人で歩いたこのカミーノは一生の宝物にしよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

りさが笑った顔が好きだ。

 

 
りさが嬉しくて泣いている顔も好きだ。

 

 
特にマラソンゴールした直後に泣いている顔。

 

 

 

 

 

 

 

他の巡礼者仲間のことを話しながら歩いた日も

 

日本の芸能情報について話しながら歩いた日も

 

帰国後のことについて話しながら歩いた日も

 

ケンカして無言であるいた日も

 

自分の世界に入り込んで歩いた日も

 

 

 

 

全てに感謝。ありがとう。

 

 

 

 

 

 

 

一つ言えること、

 

 
「結婚する前に同棲した方が相手のことがわかるよ!」

 

 
と言われるけど、

 

 
「結婚する前にカミーノを歩いた方が相手のことがよくわかります!」

 

 

 

結婚する前は、同棲よりもカミーノを!!笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなことを思いながら、

 

 

遂に最終地点へ。

 

DSC01652

 
「0.00km」

 

 
の文字。

 

 

 

 

僕たちの巡礼はここで本当に終了。

 

 

 

 

 

この先、

 

 
なーーーーにもなく、「地の果て」と信じられていた場所。

 

DSC01664

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ここで、過去の古い自分とお別れするために、夕日と共に巡礼に使った衣類を燃やします。

 

 

 
が、この日は、雨降った着後、おまけにライターもなく、

 

 

 
変わりに、巡礼中に伸ばした髭を剃りました。

 

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もう街を歩いていても、

 

 
「ブエン カミーノ!」と呼ばれることはなく、

 

 
古い自分と簡単にお別れできるかはわからないけれど、

 

 

 

また変わり続けよう!

 

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Author Profile

千葉慎也
千葉慎也
1987年5月20日生まれ。2016年1月から世界一周ハネムーンマラソン予定。自然派ダイニングBareGREENオーナー。初マラソンは2011年の「伊豆大島一周フルマラソン」。元々走るのが嫌いだったが、妻がキラキラ走る姿に影響され、マラソンの魅力に取り付かれる。
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